カフェと喫茶店の違いとは? 誕生の歴史・特徴を解説【純喫茶との違いも】

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こんにちは! やまももです。
みなさんは、カフェと喫茶店のどちらが好きですか?

街を歩けば、あちらこちらにコーヒーを飲めるカフェや喫茶店がありますよね。

私は、おしゃれなお店もいいのですが、どちらかというと静かで落ち着いた雰囲気のあるお店のほうが好きだったりします。

カフェは都会的で洗練されていて、喫茶店といえばレトロでアンティーク。
おそらく、多くの人はこのようなイメージを抱くのではないかと思います。

ですが、実はカフェと喫茶店には明確な違いがあるのを、みなさんはご存じでしょうか?

そこで今回は、コーヒーが大好きで、カフェと喫茶店の両方で働いたことのある筆者が、それぞれの特徴や違いについて紹介していきたいと思います。

  • カフェと喫茶店って、そもそもどんなお店のこと?
  • カフェと喫茶店の違いをわかりやすく知りたい!
  • 喫茶店はなんとなくわかるけど、純喫茶っていうのは何?

こんな想いを持っている方に向けて記事を書きますので、よろしければぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

それでは、さっそく話を進めます。

もくじ

カフェと喫茶店の歴史と定義

日本の喫茶店と西洋から入ったカフェが次第に融合

カフェ」は、元々はフランス語でcaféと表記し、コーヒーを意味する言葉でした。

それが転じて「コーヒーを提供する飲食店」といった意味を指すようになり、現在の日本でも一般的に「カフェ」と呼ぶようになりました。

一方「喫茶店」は「飲み物や軽食など提供する飲食店」を意味します。

「喫茶」という言葉自体には「お茶を飲むこと」の意味があり、もともとは鎌倉時代に中国から伝わった茶を飲用し効用を嗜む習慣や作法を指す言葉だったそうです。
時代を経て、現在の「喫茶」の概念にはコーヒーだけでなく紅茶、日本茶、ジュース類など、さまざまな種類の飲み物が含まれるようになっています。

簡単にいえば、カフェは西洋から入ってきたもの、喫茶店は東洋発祥のもの、ということです。

日本で初めての喫茶店は?

日本で初めての喫茶店は、1888年、東京・上野に開店した「可否茶館」とされています。

当時としてはかなりハイセンスな場で、トランプやビリヤードといった西洋の娯楽品、海外の書籍、シャワー室なども備えていたそうです。

わずか5年で閉店となりますが、その後は銀座の「カフェー・プランタン」や「カフェー・パウリスタ」といったフランス風のカフェが次々と作られ、日本におけるカフェが発展していきます。

カフェと喫茶店の違い

ここからは、カフェと喫茶店の具体的な違いを紹介していきます。

カフェと喫茶店は営業許可の種類が違う

カフェと喫茶店には、法律上の違いがあります。

具体的には、お店を開業するときに必要になる「営業許可」の違いです。

  • カフェ:飲食店営業許可
  • 喫茶店:喫茶店営業許可

というように、取得しなくてはならない営業許可の種類が異なります。

この2つの営業許可には、以下のような違いがあります。

  • 飲食店営業許可:アルコールの提供がOK&複雑な調理もOK
  • 喫茶店営業許可:アルコールの提供がNG&単純な加熱以外の調理はNG

となっています。

「店名=営業許可の種類」とは限らない

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いやいや、ちょっと待って!
喫茶店でも、ナポリタンとかオムライスみたいに、火を使って「単純」とはいえない調理をしているところもあるじゃない!

そういった声も聞こえてきそうですが、背景にはこんな理由があります。

「喫茶〇〇」や「▲▲喫茶店」など、店名に<喫茶>がついているお店であっても、取得しているのは飲食店営業許可の場合がある、ということです。

たとえば、アルコールや複雑な調理ができる「飲食店営業許可」を持っているお店でも、お店の雰囲気やコンセプトなどから、あえて「喫茶〇〇」や「▲▲喫茶店」と名付けているケースもあるそうです。

これは違法ではありません。

もちろん逆も可能で、

「◇◇カフェ」という名称のお店が「喫茶店営業許可」だけを取っている場合、そこではアルコール以外のドリンクや簡単な軽食のほかは出すことができません。

カフェや喫茶店がどのような営業許可をとっているかは、一般のお客さんにとってはなかなか見えないところですよね。

でも、この話をなんとなく頭に置いておくと、お店を訪れたときの見方もちょっと変わってくるかと思います。

両者の違いを見極めるには、お店のメニューを見ればわかります!

「アルコールや、火を使った料理がある=飲食店営業許可」「アルコールがなく、ケーキや簡単なトーストなどの軽食のみ=喫茶店営業許可」となります。

喫茶店と純喫茶の違い

続いて、喫茶店とよく似た名称の「純喫茶」についても取り上げてみます。

純喫茶とは、喫茶店の種類のひとつなのですが、日本の喫茶店の歴史が深く関わってきます。

時代は明治の終わりごろ、当時の喫茶店では、女給さんのサービスをウリとしながら夜になるとアルコールを提供している店が多かったそうです。

そうしたお店が「特殊喫茶」といわれる一方、朝から晩まで純粋にコーヒーのみを提供するお店として「純喫茶」という言葉が使われるようになったのだとか。

街角の純喫茶は、おじいちゃんおばあちゃんの世代から続くような、長い歴史をもつところが多いですよね。

そういったお店は、カフェがすっかり日本に定着し、さまざまなスタイルのコーヒーショップ見られるようになった現代でも、「純粋にコーヒーを提供していく」という思いを込めているのかもしれません。

まとめ:カフェと喫茶店は法律上の違いはあるが、店名は自由につけられる

今回は、カフェと喫茶店の歴史や違いについてご紹介してきました。

ちょっとややこしいのが、カフェと喫茶店は法律上では「営業許可」の種類でハッキリと分類されているものの、店名は自由につけられるということです。

とはいえ、一般の人が普段コーヒーを楽しむのにあたっては、たいした問題ではないかもしれませんね。

コーヒーが楽しめるお店は、日本全国に数えきれないほどあります。
ぜひ、今後はそれぞれのメニューにも着目しつつ、「このお店は、どちらの営業許可をとっているのかな?」なんて考えてみてください。

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