初心者でも簡単! おうちコーヒーの始め方【必要な器具・手順をマイスターが解説】

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おうちでコーヒーを淹れてみたいな。
でも、何から始めればいいんだろう…。必要な道具とか、淹れ方とかを簡単に知りたい!

こんな疑問に、わかりやすくお答えします!

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この記事の筆者・やまももは、どんな飲み物よりコーヒーが大好き。自宅でおいしくコーヒーを淹れる方法を試行錯誤してきました。

日本スペシャルティコーヒー協会「コーヒーマイスター」の有資格者で、カフェや喫茶店での勤務経験もあります。

みなさんは、自宅でコーヒーをどんな風に飲んでいますか?

お湯に溶かすだけの手軽なインスタント? それともパックやペットボトル?

最近では、そういったコーヒーもだいぶ味が良くなっていますが、やはり自分で豆から挽いて淹れるコーヒーは別格です。

おうちでコーヒーが上手に淹れられるようになったら、もう立派な趣味といえますし、何よりも日々の生活がちょっとリッチになります。

自分でコーヒーを淹れるのは難しそうだと思うかもしれませんが、一度、全体像さえ掴んでしまえばシンプル。
誰でも、できるようになりますよ!

そこで今回は、日常のコーヒータイムが豊かになる「おうちコーヒーの楽しみ方」をイチからわかりやすく解説していきます。

  • コーヒーに興味があるけれど、何から始めればいいかわからない
  • 自分でコーヒーを淹れるなんて難しそう…
  • とりあえず簡単に、わかりやすく、コーヒーの淹れ方を教えてほしい!

こんな不安や要望を解決していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ステップ別に紹介します。下記の「もくじ」から必要な箇所に飛べます!

もくじ

ステップ①:コーヒーの器具を揃えよう

自宅でコーヒーを淹れるには、まず最低限の器具を揃える必要があります。

すでに器具を持っている方は、ステップ②へ飛んでくださいね。

コーヒー関連器具は数多く販売されているので、何を、どういう基準で選べばいいのかわからない人も多いと思います。

そこで、ここではコーヒーを始めたいと思っている方が最初に揃えるべきアイテムについて、「使いやすさ」と「手ごろな価格」を意識して紹介します!

まずは、下記の5つのアイテムを揃えましょう。

  1. スケール(計り)【豆の量を計る】
  2. ミル【豆を挽く】
  3. ドリッパー&サーバー【コーヒーにお湯を注いで落とす】
  4. ペーパーフィルター【ドリッパーに組み合わせて、コーヒーの粉を入れる】
  5. ドリップポッド【コーヒー粉にお湯を注ぐ】

それぞれについて、詳しく解説します。

1.デジタルスケール(計り)

デジタルスケールは、コーヒー豆の分量(重さ:グラム)を計るために使います

大さじのようなコーヒー用のスプーンを見たことがある方もいると思いますが、あれは基本的に「粉」になっているコーヒーの量を計るためのものです。

コーヒーは粉になると鮮度が急激に落ちてしまうので、おいしく飲むには「豆」で購入してくださいね。

豆の量は、スプーンではなくスケールで計ります。

ちょっと専門的な話をすると、コーヒー豆は農作物なので個体ごとに大きさが違います。(野菜とかと一緒)
また、焙煎度合い(浅煎り・深煎りなど)によって豆の内部の水分量が変わるので、1粒あたりの重さにも違いがあります。

つまり、もしスプーン1杯分のコーヒー豆をすくってみたとしても、豆の個体差や焙煎度によって、その分量は毎回ブレてしまいます

豆の分量が変わればコーヒーを淹れたときの味にも違いが出て、「昨日はおいしかったけれど、今日はなんだかマズイ…」ということになりがちです。

それを避けるためには、使うコーヒー豆の量を見た目の量ではなく「重さ(グラム)」で合わせるのが最も確実
コーヒー初心者の方でも、デジタルスケールでしっかり重さを計っていきましょう。

デジタルスケールは料理や製菓用で手持ちのものがあれば、それでもOKです。
持っていなければ、以下のポイントに気をつけて購入してください。

ここではコーヒー用のデジタルスケールとして、定番のものを紹介します。

以下は「HARIO(ハリオ)」という、コーヒー器具を数多く販売する日本のメーカー品。
上記に挙げた条件を両方満たしています。

HARIOのコーヒー用スケールはおしゃれで人気なのもあって、最安でも6,000円~7,000円程度とちょっとお高めです。

一般的な料理・製菓用デジタルスケールで2,000円程度で購入できる商品(タニタ製など)がありますから、それでも問題ありません。

安いとタイマー機能がついていないものが多いので、タイマーだけ別で用意するか、スマホのタイマー機能を使えばOKです。

ちなみにコーヒー豆を計るだけなら500g~1kgまで計れるスケールでも有り余るくらいなので、0.1g単位で計れるものを選べば、どれでも問題ありません。

コーヒー1杯を淹れるときに使う豆の量については、以下の別記事で詳しく解説しています。

2.ミル

コーヒー用のミルは、豆を挽いて粉の状態にするために使います

先に挙げた通り、コーヒーをおいしく飲むためには豆で購入してください。
そしてコーヒーを淹れる直前に使う豆の分だけスケールで計り、ミルで挽いて粉にします。

コーヒーミルは、大きく分けて「電動式」と「手動式」の2種類があります。

これからコーヒーを始める方におすすめなのが、手動式のミルです。理由は下記の通り。

  • 値段がお手頃だから
  • コーヒー豆を挽く楽しさが実感できるから


入門編のミルとして、おすすめの商品を2点挙げますね。

日本のコーヒー器具では、先ほど出てきたハリオと並んで有名な「Kalita(カリタ)」という会社の製品です。
カリタのミルは他にもラインナップがあるのですが、個人的にこの形状が、デザイン性と使い勝手のバランスが最もいいと考えています。

インテリアとしておしゃれなのも魅力です。値段も3,000円以内で、エントリーモデルとして非常におすすめです。

もうひとつは、もう少しグレードのよいもの。
7,000円ほどするので少々お高めですが、それに見合う価値がある「ポーレックス」という会社のミルです。

この商品の最大のメリットは、パーツを分解できないミルが多いなかで、分解して丸洗いができることです。

「分解」といっても構造はシンプルで、パーツがそこまで多くないため、洗って乾かして再度組み立てるのは簡単。
アウトドアでコーヒーを楽しむ方にも愛用者が多い商品です。

メイド・イン・ジャパンで作りがしっかりしており、より粒が均等に挽けます。(コーヒー豆を挽いた粒が揃っているのは、味のよさにつながります)

長く使っていくことを考えれば、こちらは非常にコスパがいいですよ。

ただ、最初から1万円出すのはちょっとキツイと感じる人もいるかと思います。
その場合は1つめに挙げたカリタのミルで問題ありません。

ミルは、こだわり出せばキリがないほど数多く販売されています。

おうちコーヒーの第一歩として何よりも大切なのは、豆の状態で購入し、淹れる直前に挽くこと。まずはエントリーモデルで問題ないので、ぜひ自宅に1台置いてください。

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私も、最初はカリタの手頃なミルからコーヒー生活をスタートさせましたよ。
「もっといいミルがほしい」と思ったときにアップグレードするのでOK!

まずは、毎回豆を挽いて淹れることを楽しんでみましょう。それだけでも脱・初心者です。

ミル選びのポイントについては、以下の別記事でも詳しく解説しています。

3.ドリッパー&サーバー

コーヒーの粉を入れるドリッパーには、さまざまな種類があります。

メーカーによって形状が異なり、それぞれコーヒーの味わいにも違いが出るのですが、私はカリタ製の3つ穴ドリッパーから始めるといいと考えています。

ドリッパーの素材は、プラスチックや陶器、ステンレスなどが代表的ですが、おすすめは陶器製です。
冷めにくく耐久性もあるので使い勝手がいいです。見た目もしっかりしていて、とてもおしゃれです。

カリタ製のドリッパーは、サイズが2種類あります。
1~2人分のコーヒーを淹れる用のものには「101」というサイズ表記がされています。

サーバーは、ドリッパーと組み合わせて使います。
こちらもさまざまなメーカーから出ていますが、基本的に、ドリッパーと合わせて購入すればOKです。

以下はカリタ製のもの。こちらも「101」と書かれたものを選んでください。

4.ペーパーフィルター

ペーパーフィルターは、ドリッパーにコーヒーの粉をセットするときに使います

ペーパーフィルターを購入する際の注意点は、ドリッパーの形状と合うものを選ぶことです(同じカリタ製でも、波がかったウェーブ状のドリッパーやフィルターなどもあるので、注意してください)

まずはシンプルに、上記の台形のものを選ぶのがおすすめです。

5.ドリップポット

ドリップポットは、コーヒー粉を入れたフィルターにお湯を注ぎ、コーヒー液を抽出していくときに使います

コーヒー専用のポットは口が細いため、お湯の量をコントロールしやすく、おいしいコーヒーを淹れられます。

一般的なやかんだと口がかなり太く、ドバッとお湯が出てしまうのが難点。
ものすごく集中すればできないこともないですが、初心者の方にはとても難しいはずです。

手ごろなものでいいので、ぜひ専用ポットを用意してください。

最もスタンダードでリーズナブルなのは、こちら。

お金に多少の余裕があれば、銅製のポットを使うと一気に雰囲気が出ます。

銅は伝導がよく温まりやすいので、コーヒーを淹れるのにも適した素材です。

ステップ②:コーヒー豆を買おう

コーヒー豆を買える場所はたくさんあるのですが、「コーヒー豆専門店」もしくは「ネット通販」がおすすめです。

それぞれ、以下のようなメリットがあります。

専門店で買うメリット
  • いろいろな豆を見比べることができる(試飲できる場合も)
  • コーヒーに詳しいスタッフに質問したり、おすすめの豆の情報が聞ける
  • 豆の質が高い場合が多い
ネット通販で買うメリット
  • 実店舗よりも価格がリーズナブルなものが手に入りやすい
  • 全国各地の有名店の豆を購入できる
  • 初めて注文する人向けのお得なセットを見つけやすい

コーヒー豆の買い方・選び方のポイントは、以下の別記事で詳しく解説しています。

最初は、比較的飲みやすい「ブレンドコーヒー」から始めるか、ストレートコーヒーであれば「ブラジル」など、クセがあまりないマイルドな味わいの豆がおすすめです。

ブレンドコーヒーについては、以下の別記事で詳しく解説しています。

各ショップのおすすめ品を買ってみるのもいいと思います。

通販でコーヒー豆が買えるショップはたくさんありますが、初心者の方なら珈琲問屋が手頃です。

非常にリーズナブルな価格で、世界中の豆がひと通り揃っており、100gから注文可能。
出荷前に焙煎してくれるので、鮮度の面でも安心です。

また、購入した豆は直射日光などを避けて、正しい方法で保存すると長持ちします。

コーヒー豆を保存する際のポイントは、以下の別記事で解説しています。

ステップ③:実際に淹れてみよう

コーヒーの淹れ方は、使うドリッパーの種類や器具によっても変わってきます。

ここでは、先ほど紹介した「カリタの3つ穴ドリッパー」を使い、カップ1杯分(できあがり120ml)を淹れる方法を紹介します。

コーヒーの淹れ方は、人それぞれ違いがあります。
今回のものは比較的スタンダードとされる淹れ方なので、これをベースに慣れていってください。

ハンドドリップに使う器具
  • サーバー
  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • ドリップポット
  • スケール
  • タイマー
ハンドドリップ用のアイテム画像
使用する器具など
下準備
  • ミルで好みのコーヒー豆(1杯10g目安)のコーヒー豆を挽く
  • やかんなどで、お湯を多めに300mlくらい沸かす(沸騰させます)
  • ペーパーフィルターの底辺の重ね目を手前側に、側面の重ね目を反対側に折っておく
  • スケールにタイマー機能がついていない場合、タイマーを手元に置いておく(つい忘れがちなのでご注意)

手順を説明していきますね。

STEP
ドリッパーとサーバーをお湯で温める

サーバーの上にドリッパーをセットし、沸騰したお湯を回しかけて全体を温めます。
サーバーに落ちてきたお湯を使って、カップも温めておきましょう。

STEP
ドリッパーにペーパーフィルターをセットする

STEP1で準備しておいたペーパーフィルターを、温まったドリッパーにセット。しっかりおさまるように形を整えてください。

STEP
コーヒー粉をペーパーフィルター内に入れる

挽いておいたコーヒー粉をペーパーフィルターに入れます。ドリッパーを手で軽くたたき、表面を平らにならします。

STEP
サーバー&ドリッパーをスケールにのせて、重量をリセットしておく

この後、注いでいくお湯の量を計ります。

STEP
沸騰したお湯をドリップポットに移す

やかんなどで沸騰させたお湯をドリップポットに移すと、7~10度ほど温度が下がります。
コーヒーを淹れるお湯の温度は味に影響するのですが、最初は90~92度前後がおすすめ。つまり、ポットに移せばちょうどよい状態になります。

STEP
1回目のお湯を落とす(蒸らし)+タイマーをオン

ドリップポットを手に持って、ペーパーフィルターに入れたコーヒー粉の中央から全体に、やさしくお湯を注ぎます。
フィルターには直接お湯をかけないでください。注湯量は30mlくらいが目安。30秒ほど待ちます。

STEP
2回目のお湯を落とす【30秒~1分半くらい】

蒸らしが落ち着いたら、お湯をポットからできるだけ細く出すイメージで、コーヒー粉の内から外→外から内に「の」の字を書くようにやさしく注ぐ(最大でも500円玉大くらい)

合計の注湯量は100mlくらいで、サーバーに落ちるコーヒー液の量は、できあがり量(120ml)の半分くらいになるのを目指してください。

STEP
3回目のお湯を落とす【1分半~2分半くらい】

コーヒー液が落ち切ってしまう前に、3回目のお湯を注ぎます。できあがり量まで持っていきましょう。

注いだお湯は粉に吸われる分があるので、すべて落ちてくるわけではありません。150mlくらい注ぐと、サーバーに落ちるコーヒー液がちょうど120mlほどになります。

STEP
ドリッパーを外して完成

コーヒー液がサーバーの1杯分(120ml)の目盛りに達したら、お湯が完全に落ち切る前にドリッパーを外します。(落ち切るとエグみが出るので注意してください)
サーバーのコーヒーを、お湯で温めておいたカップに注いで、できあがりです。

ステップ④:コーヒーの知識を深めよう

コーヒーは自由に楽しむのが一番ですが、知識を深めていくと、楽しみ方がより広がります。
自分で淹れるときにも少しずつ好みの味に調節できるようになるので、徐々に学んでいくのがおすすめです。

このサイトでもお役立ち情報をしっかり発信していきたいと考えていますが、基礎知識から体系的に理解するには、ぜひ本にも目を通してみてください。

初心者~初級者の方にむけて、とくにおすすめできるコーヒー本を以下の記事にまとめました。

さまざまな情報を得ながら日々コーヒーを淹れていくと、コーヒーのある生活がさらに楽しくなりますよ。

ステップ⑤:いろいろなコーヒーを飲んでみよう

コーヒーが身近なものになってきたら、ぜひ、いろいろな産地・種類のコーヒーを飲んでみてください。

ひとことで「コーヒー」といっても、産地や農園、焙煎度などによって、コーヒーの味はまったく異なるものです。

まずは、いろいろな豆を試してみて、自分にとって好みの味の傾向を見つけてみてください。
最近ではスペシャルティコーヒーを扱っているカフェや喫茶店も増えているので、お店で知らないコーヒーに挑戦してみるのもおすすめです。

さらにその先は、豆の挽き方、使う器具、淹れ方などによる味わいの違いを追求することもでき、ものすごく広い世界があります。

ここまでこだわるようになったら、もう立派なコーヒー通。
すっかりコーヒー沼にハマっている自分に気づくでしょう!

初心者でも簡単! おうちコーヒーの始め方をまとめます

今回は、これから自宅でコーヒーを淹れてみたいと思っている方にむけて、何から準備していけばいいのかを解説しました。

流れをまとめると、

  • ステップ①:コーヒーの器具を準備しよう
  • ステップ②:コーヒー豆を買おう
  • ステップ③:実際に淹れてみよう
  • ステップ④:コーヒーの知識を深めよう
  • ステップ⑤:いろいろなコーヒーを飲んでみよう

です。

現在、コーヒーの器具や豆は数えきれないほどたくさんありますし、情報もあふれています。
初心者の方だと、何から始めていいか、わからなくなりがちだと思います。

この記事では、できるだけシンプルにコーヒーを淹れる方法を紹介しましたので、まずはこの流れに沿って始めてみてください。

基本形を覚えて、自分で淹れることに慣れる。
それができてきたら、少しずつ別の器具を使ってみたり、知識を深めて淹れ方をアレンジみたりすればOKです。

やまもものアイコン画像やまもも

このサイトでは、今後もコーヒーを始めたい方にむけた情報を、わかりやすく紹介していきますね。

少しずつ記事を増やしていきますので、よかったらまたチェックしてみてください!

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